今回は長年ヘアメイクの仕事をしている私がどの様に人の美しさやメイクアップの際に何を考えてメイクアップをしてきたかのお話をしたいと思います。
目次
フェイス診断とは?
20年以上モデルやタレント、女優さんなど美しい人達をメイクアップさせて頂きました。時には海外モデルさんや海外のスターやゲストなどさせて頂きその度に美しいには様々な種類があると感じていました。
フェイス診断は、2008年から資料を作り出して2018年のSAYALABOアトリエオープンと共にサロン内のお客様と関係者の方に公開しました。
本来の美しいや可愛いなどの印象をより理解してどの様にメイクをしたり、なりたいメイクの為にどの様なプロセスが必要なのかなど、その人の本来の魅力や美しさが知れるのがフェイス診断になります。
ヘアメイクアップの仕事をする上でクライアントワークでも『可愛くしてください』とよく言われますが、その言葉でどの可愛いを作ればいいか?
すぐに判断できた人は多分プロです。
ですが大半の人は『この子可愛くして』と言われて何となくこれが可愛いだろう?と思うヘアメイクをやったり。今これが流行ってるからこの子にも同じメイクをやってる人がほとんどだと思います。
フェイス診断は顔の形、眉毛の位置や目の形、鼻、唇、身長、髪形、などのバランスや比率を見てその人の美しい(魅力)を見つける診断です。
今回はその美しい定義の一部を紹介いたします。
フェイス診断はなぜ作ろうと思いましたか?
ヘアメイクの見習い時代によく思っていたのですが、当時は世の中に出ているメイク術が数年前のメイク技術と変わらないし先輩から教わるメイク方法や雑誌に書いてる情報はビュスクールや美容学校で習ったレベルのことしか情報が無く。
依頼されるメイク公演の仕事もクライアントさんの規定のやり方を押し付けられてそれを沿って講演しをしたり、ビューティースクールの講師をしていた時も、以前の先生の教科書をベースに添いながら授業を進めないといけないなど、美しいと感じることは人それぞれでなのになぜ型に嵌めた美しさばかり評価されてそれ以外の美は少数なのかが疑問でした。
結論、意外にヘアメイクのプロの人も理論的にすべてを説明出来ない人が大半だと理解しました。
それで私は、過去のオードリヘップバーンやツイギー、マドンナ、当時の美しい人や芸能事務所のタレントさんは流行のモデルや役者など様々な人達を調ベこの人は何故?
美しいと言われているか?を分析したところ流行りの美しさと、ベースとなる美しさと、部分的な美しさなどを分析しました。
答えは一つでは無いですがそのタイプや要素を分けを判断しながらメイクする事で確実に作りたいメイクを再現しやすくなることが分かった為、数年かけて資料を作り出しました。
流行りのメイクアップ=流行りのフェイス
仕事をしていく上で知っておかないといけない事は流行に乗る事でもあります。
流行を知るのはsnsやTV、音楽、ファッション、経済や歴史、文化、など様々なコンテンツの中から取り上げると思います。
海外の情報でも流行りのメイクや流行りのフェイスも1年や半月で変わることもあります。
2年も経てばそのファッツションがかっこよく見えないなんて事もありますよね。
数十年で見ても、『流行りのメイク=流行りのフェイス』は割と時代が変わっても重宝されています。現在は情報社会でどの国でいても流行りの速度は増しているのと美しいの種類も豊富になりました。
ですがフェイス診断ベースは、時代の流行りにも対応できる診断方法で資料を作りました。
なので、私のフェイス診断には「黄金比」的な考えは有りません。
黄金比も流行りの一つに過ぎないからです。
2年後、3年後も黄金比と言ってることはできないと思います。
私の理論的には人の美的感覚は皆が一緒では無い事を前提に理解頂けたらと思います。
フェイス診断をすると何が分かりますか?
フェイス診断をする事で美しいの幅が広がります。「美しい」の感覚ですが大半の人はTVに出てるタレントさんやモデルさん人気インフルエンサーさんなどを想像しますが、美しい人はそれ以外にも居ます。
ご自身の本来の美しさをまず知る事ができます。なりたいフェイスを明確にできたり自覚できる。コンプレックスなどをプラスに変える方法が分かる。
メイクアップの振り幅が知れて更に主張もできますし、逆に主張を抑える事もできます。
ご自身のフェイスに向き合う為の診断になります。
フェイス診断は新人モデルやタレントのイメージ設定のベースになりました。
資料を作るまでは、提携していた芸能事務所さんの宣材撮影をする際に顔タイプ別にヘアメイクのメイクレッスンやメイクセミナーなどやってきました。
所属してたモデルさんや自身の顔立ちやベースを知る事でイメージを作られたり、見せ方を変えて成功されてる方も沢山います。
メイクアップレッスンでも言ってますが、アイラインが少し伸びるだけでも印象は変わります。
広角が少し上がるだけで好印象になるのと一緒ぐらい変わります。
ましてビジュアルをベースにされてる仕事であればご自身の美を追求するも良いですが、ご自身の本来のフェイスを知る方がより自身の良さを知れるきっかけになると思います。
まとめ
今回はフェイス診断に関して少しだけご説明致しました。
このブログでは少しづつフェイス診断的メイク術なども続編として書いていきたいと思います。
完全マニアルなどは、ヘアメイクの愛弟子などに伝授していますが、少しづつ更新をしたいと思っておりますのでよろしくお願い申し上げます。
※また別の顔診断と言ってる診断とは異なります。また関係性などございませんのでご了承ねがいます。